菩薩とは

菩薩とは、悟りを開く前の修行の身のことをいいます。

 

釈迦の前生の姿は菩薩だといわれています。

悟りと求める者という意味があります。

 

最終的に「如来」になることを目標にし、修行を積んでいる途中の「修行者」のことです。

仏でありながら、修行中の身、これを菩薩と言っています。菩薩とは人間的で溢れる愛に満ちている存在で、すべての罪を受容します。

 

菩薩の心というのは、欲や汚い心のすべてを受容し、人間的でありながらそれを許していることです。

慈しみ深く、愛で包みすべてを包含している状態です。

 

■聖観音菩

観音の基本形で、ほぼ人間と同じ姿をしています。

菩薩は仏や神が人間にもたらした唯一の絶対的な許し、愛という感じでしょうか。

 

 

■十一面観音菩

人々の苦しみを見逃すことなく救ってくれる仏です。

すべての面を見ているという菩薩です。 

 

■如意輪観音菩薩

どこにでもあらわれます。右手を頬や顎に当て、胸前に如意宝珠を持ちます。

肩上に掲げた指先に法輪(輪宝)を載せています。

 

 

■千手観音菩薩

千の手で人を癒す菩薩です。

 

 

■弥勒菩薩

未来に現れるとされています。

釈迦が没した56億7千万年後に衆生を救済するといわれています。

 

■普賢菩薩

修行者の守護をします。

文殊菩薩とともに、釈迦如来の脇に配置されています。

 

■文殊菩薩

智恵の仏として知られています。

 

 

■虚空蔵菩薩

智恵を司る仏です。

 

 

■地蔵菩薩

釈迦入滅から56億7千万年後、弥勒菩薩がこの世に現れるまで衆生を救済する仏とされています。

地獄に堕ちた衆生を救い、現世に蘇生させます。

 

 

 

菩薩の代表は、成仏すると伝えられる弥勒菩薩。

弥勒菩薩は56億7千万年の修行を経て、この世に弥勒仏として現れると言われています。

 

すでに悟りを得ているにもかかわらず、成仏を否定した菩薩もいます。

 

仏陀の手足となっているのが、文殊菩薩と普賢菩薩、観世音菩薩は自らの成仏とはかかわりなく、活動を続ける菩薩だそうです。

 

ダライラマは今回の転生で、終了し、次は菩薩になると言われています。

 

アセンションした魂が再びアセンションすると、菩薩になるそうです。

 

菩薩とは、人間と共に生き、すべてを許し、見守り続ける愛の象徴ともいえますね。