バミューダトライアングルとは、フロリダ半島の先端、大西洋にあるプエルトリコ、バミューダ諸島を結んだ三角形の海域のことです。
魔の三角海峡と言われ、怖れられています。
北大西洋に広がる50万平方メートルのこの領域では、様々な失踪事件があると推測されていて、おびただしい数の飛行機と船が消息を絶ったことで知られています。
ここの領域を通ると、コンパスに異常が起こり、船や飛行機が突然消えてしまうという現象が起こるので、未知の何かしらの力が働いていると思われてきました。
様々な説が語られている中で、宇宙人に誘拐されたのだという説や、時空の隙間に落ちたという説があります。
時空の入り口があり、過去や未来という時間軸を超えた、宇宙のブラックホールのようなものではないかと言われてきました。
実際の理由は、今だ解明されていません。
コンパスがくるくると回り、地場がおかしくなる・・・。計器が正確に動かないで壊れてしまうなど不可解なことが起きているそうです。
消える前は遠吠えのような海から唸りが聞こえ、それがまるで、海から魔女が現れて海に引き込むように忽然と姿を消してしまうという話が、物語で語られるようになりました。
今でも計器が狂う、バミューダトライアングルは突然、嵐が来たりする不思議な現象が続いているので、この海域には近づかないようにしているとも噂されています。
1492年にコロンブスが、この海域一帯で、光を目撃し、コンパスの針が狂ったことを報告したというのは有名な話です。
初の沈没事例は1609年、英国船シーベンチャー号のバミューダ諸島東部で起きました。
最も面白い話は、1881年のエレン・オースティン号の話です。
その時エレン・オースティン号に乗っていた船員が発見した船の話です。
目的地であるニューヨークに向かって、この海域を通った時のことです。
誰1人乗船していない遺棄船が横切るのを発見しました。
乗り移ってみると、異常はなく、船員の姿がありませんでした。
エレン・オースティン号の船長は、これを見て「これは天からの授かりものだ」と考え、船員を乗り込ませ、共に目的地まで向かおうとしました。
しかし、途中、突然の嵐に見舞われ、両船は離れ離れになってしまいました。
2日後に両方の船は再会しましたが、遺棄船に乗り込んでいた船員たちの姿が見当たりませんでした。
全員姿を消していたのです。
船員たちは驚き、恐れましたが、エレン・オースティン号の船長はもう一度、船員を乗り込ませ、目的地まで向かいました。
ところがその直後に、再び嵐が船を襲い、又、離れ離れになってしまいます。
この後、この遺棄船を発見することはできず、船員と共に姿を消してしまったのでした。
この話は、幽霊船として語り継がれました。
このようなことから、航海に出る時には、海の精霊に許可を得て、無事に航海が終えられるような儀式が行われました。
また、1918年には、米海軍の戦艦USSサイクロプスがブラジルからの帰還中に、309名の船員を乗せたまま消息を断ちました。
このような多数の不可解の事件の中でも、最も謎とされる事件とされたのが、1945年の「フライト19消失事件」です。
日課である飛行訓練のためにフロリダの海軍基地から発った5機のアベンジャー雷撃機が消失した事件です。
1945年12月5日の天候は快晴で、風も穏やかでした。
第2次世界大戦の戦闘体験があるチャールズテイラー中尉がリーダーとなった5機の飛行機はフライト19と呼ばれました。
このグループは計画通り、練習用の爆弾を投下したため、2回目の計画を実行するため、北に曲がりバハマ島へ飛行を続けました。
トラブルはこの2回目の飛行の時に起きました。
午後3時45分頃、チャールズテイラーから管制塔へ連絡が入りました。
この時、とても混乱して心配しているように聞こえたそうです。
「軌道から外れたようで陸地が見えない」「現在位置も分からない」
管制塔の「真西を目指せ」という指示に
「方角が分からない。何かが違う。海も通常とちがい、妙に白い」と答えていたといいます。
管制塔には、フライト19の他の各機からの無線通信が入ってきていました。
「現在地不明。計器がみんな狂い迷った。白い水に突入した」
再びテイラー中尉の声が入りましたが、すぐに通信は途絶えたため、救難機が13人の乗員を乗せて「フライト19」の無線途絶地点へ向かいました。
ところが、救難機の無線連絡も「フライト19を発見出来ていない。何かまわりの様子がおかしい。何か白いものに包まれた」でした。
救難機も、これを最後に通信が途絶え、姿を消してしまいました。
「フライト19」とまったく同じことが起きてしまったのです。
これにより、空母や艦船、300機を越す飛行機での、25万平方マイルに及ぶ大がかりな捜索活動が行われました。
陸上でも10隊以上の捜索隊によって徹底的な捜索が行われましたが、何一つ発見する事が出来ませんでした。
この事件の起こった12月5日は、バミューダトライアングルの日とされています。
不可解な事件はUFO遭遇説、時空に迷い込んだという説などがありますが、バミューダトライアングル の海底には、巨大なクリスタルが沈んでいて、このクリスタルは、ピラミッドであるという説もあります。
ピラミッドというのは、スピリチュアルにとって、とても重要な意味を持つのです。
エジプトのピラミッドは王の墓などではなく、イニシエーション(儀式)のための寺院で、歴史が伝えてきたこととは違いますが、「ピラミッド5000年の嘘」という映画の中で詳細をのべています。
アメリカとフランスの探検グループは、バミューダトライアングルの水深600メートル地点の海底に、水晶のようなピラミッドをソナーで確認したと発表しています。
1970年、アリゾナ州のドクター・レイ・ブラウンは、バハマへ友人とスキューバダイビングしている時に海底にピラミッドを発見しました。
この時、友人とはぐれてしまったドクター・レイ・ブラウンは、入り口を見つけて中に入った様子を説明しています。
ピラミッドの中へ入ると、長方形の部屋に辿り着き、天上はピラミッドの三角錐
海底なのに暗くなく、明かりがなくても、周りが見えていました。
部屋の中心の三角形の天井から、金属の棒がぶら下がっていて、棒の先端は、赤い宝石がついていました。
部屋の中央、棒の真下には彫刻の石が立っていて、その上に石のプレートがあり、ブロンズ色の手がついていました。
手の中には水晶球があり、ドクター・レイ・ブラウンは、この水晶球を持ち去っています。
持ち去る時、見えない存在を感じ、「二度とここへ戻ってくるな」という声を聞いたそうです。
1977年に大西洋の海底で見つかったピラミッドは、不思議な光と、周りには白い水が泡立ち、真っ暗な深海ではなかったと言います。
スピリチュアルでは、バミューダトライアングルの海底の巨大なクリスタルは、太陽光と月との関連で生じる特定の角度で海底が照らされた時に、巨大な渦のエネルギーが発生する時のみ、物質が分解されて、消えてしまうのだと言われています。
これはアトランティスと何らかの関係があったことを示します。
アトランティスを襲った地震の後に残った島が、バハマ諸島であり、ポセイディアの山の頂があり、実際には、水深18メートルの海底に寺院や廃墟が発見されていますので、繋がりがあるのがわかるでしょう。
科学者たちは、この謎の原因を、ピラミッド上部の海面に開いている2つの巨大な穴に、海水がものすごい勢いで流れ込み、大波や渦ができて、霧の発生によって、飛行機や船などに影響を与えていると言っています。
いづれにしても、不思議な何かが存在していて、そしてここで消えた人たちは、別の世界に送り込まれたのかもしれないと考えざるおえない領域です。