八正道(はっしょうどう)とは、仏教の涅槃に至るための8つの実践徳目である正見、正思惟、正語、正業、正命、正精進、正念、正定のことです。
1.正見(しょうけん)
「正見」とはありのままに正しく見ることです。物事は移り変わります。何にも捉われず正しく物事を見る目を持つことです。
2.正思惟(しょうしゆい)
「正思惟」とは、煩悩を離れて正しい選択をする意思を持つことです。
3.正語(しょうご)
「正語」とは、正しく話すということです。
言葉は自分に返ってきます。言葉を発することの責任をきちんと負っていることです。
4.正業(しょうごう)
「正業」とは、正しく行うことです。
5.正命(しょうみょう)
正命とは、正しく命を使うということです。
6.正精進(しょうしょうじん)
正精進とは、自分の使命を知り、そこに向かって精進、努力することです。
7.正念(しょうねん)
正念とは、正しい信念という意味です。
自分の生きる意味を知り、信念を持って生きることです。
8.正定(しょうじょう)
正定とは、心を定めることです。
一つに集中させることです。