前意識とは、無意識の領域にある、思い出そうと思えば思い出せる領域のことをいいます。
無意識の中にあった記憶は通常、思い出すことはありません。
ところが、何かのきっかけによって、無意識の領域に存在する感情や記憶が蘇ってくることがあります。
この場合の記憶や感情は意識と無意識の領域の両方の領域に存在しています。
これを前意識と言っています。
無意識にある問題は、顕在意識にあがって初めて解放に向かいますが、この場合、前意識を通ります。
夜寝てみる夢は、問題を解放するために、無意識から前意識へと移行する時のものです。