スピリチュアルで言われるファーストモーメントについて
これを説明するには、宇宙の始まりから、生命の進化について話をしましょう。
ファーストモーメントとはすべてが始まった起源、始まりの瞬間のことを言います。
宇宙が始まる前、完全なる無・・・何も存在しなかったのです。
何らかの量子的な揺らぎが生じ、始まりの瞬間(ファーストモーメント)と呼ばれるドット(点)から有が生まれました。
その瞬間聖なる意識と聖なる物質が解き放たれ・・・
そして宇宙が創造されました。
このドットを創造主という人もいます。
解き放たれた物質は無限の可能性へ向けてスタートし、様々な進化を遂げ、最終形態はドットに戻っていきます。これを円環といいます。
生命の進化はいつでも、このファーストモーメントのすべての可能性を表現するが如く進み
最終的には何もなかったドットの点に戻っていきます。
宇宙が創造され、銀河系ができ、惑星ができあがりました。
地球はビックバンと共に、長い年月をかけて星の欠片が集まり生命体が誕生しました。
分子が集まり形体になると、形体に意識が宿ります。
物質と呼ばれるものはすべてが生命体であり、このすべての中にファーストモーメント、ようするに創造主と呼ばれる意思、聖なる衝動が包含されています。
私達の魂と呼ばれる意識も、このファーストモーメントを含み、量子的な揺らぎによって無から有が生じなければ、すべては存在しなかったのです。
魂を大いなる意思という人もいます。
それは創造主(ファーストモーメント)に似せて創造されている(含んでいる)からです。
そして私達は大いなるワンネスから個別化され、人間体験をしているのです。
人間体験とは、様々なドラマを繰り広げ、無限の可能性を知る旅のようなものです。
多くの感情を伴いながら、世界に散りばめられているファーストモーメントを含んだ、すべての物象の美しさの中に個を思い出し、見出していく旅なのです。